ブランドカラー・コーポレートカラーとは?重要性と選び方
ブランドは、ブランド名やブランドカラー、ロゴ、パッケージなどの様々な要素によって形成されます。
そのため、消費者に狙い通りのブランドイメージを与え、他との差別化を図るためには、デザインを最適化することが重要です。
今回は、ブランドカラーの重要性と選び方について、詳しく解説します。是非最後までご覧ください。
INDEX
ブランドカラー・コーポレートカラーとは?その色の重要性
ブランドカラー・コーポレートカラーとは消費者が特定の色を見た際に、連想できるブランドや企業のテーマカラーのことです。
ブランドカラー・コーポレートカラーはブランドや企業の理念、コンセプトなどを視覚的に伝える非常に重要な要素です。色だけでブランドや企業をイメージできる人も多いのではないでしょうか?
例えば、コカ・コーラ(Cocacola)は赤、エルメス(HERMES)はオレンジ、ティファニー(TIFFANY&CO.) はティファニーブルー、など
人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報ですので、ブランドや商品、プロジェクト、サービスなどのイメージはどんな色にするかによって、大きく左右されます。
あるマーケティング調査では、消費者が商品を購入するか否かを判断する時間はおよそ90秒以内と言われており、判断基準となる要素のうち、色は90%近くを占めているそうです。
そういった理由もあり、色はブランドの認知度を高めることができる重要な要素だと思います。
有名なブランドカラー
これから、いくつか有名なブランドカラーとその色を選んだ理由をご紹介します。
1.コカ・コーラ(Cocacola)

コカ・コーラのコーポレートカラーは「赤」です。この赤はコカ・コーラでは「コークレッド」と呼ばれています。
なぜ赤色がブランドカラーに使用されてきたかというと、発売当時にアルコールと見分けやすいために運搬していた樽を塗った色が赤だったからです。その後、「おいしく、さわやか」という信念を込めて、赤と白のロゴが作成されました。
2.エルメス(HERMES)

エルメスのブランドカラーは「エルメス・オレンジ」という名付けられています。
実はエルメスのブランドカラーは企業側が望んで選んだ色ではありません。元々ボックス、包装紙のカラーはベージュ・ブラウンでした。しかし、第2次世界大戦中、梱包材料が欠品し、派手なオレンジの包装紙しかなかったため、オレンジの包装紙を使っていました。
終戦後、ベージュとブラウンカラーに戻ったものの、お客さんから「オレンジの方が良かった」という意見が多かったみたいで、エルメスがオレンジのボックスを使用するようになりました。
3.ティファニー TIFFANY&CO.

ティファニーのブランドカラーは「ティファニー・ブルー」という鮮やかな青色です。この色の由来は「コマツグミ(American Robin)の卵の色」だと言われています。
青は古くから「高潔さ・真実」を表す色とされています。この青色は「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という信念にぴったり合う色だと考えられます。
ブランドカラー決めの時のポイント
1.色の持つ意味・イメージを理解すること
色には心理的な影響、生理的な影響、感情的な影響、文化的な影響があると、研究で明らかになっています。色は人の目線・関心を誘導する不思議な力を持っています。
以下は色がもつ意味や一般的なイメージになります。
| カラー | 一般的なイメージ |
|---|---|
| 赤 | 情熱的・力強さ・アクティブ・おめでたい・興奮・怒り・衝動的・刺激・生命力 など |
| オレンジ | 活発・家庭・暖かい・温もり・フレッシュ・にぎやかさ・親しみ・ポジティブ など |
| 黄色 | 好奇心・幸福・光・活動的・軽快・エネルギー・希望・明るさ など |
| 緑 | 穏やかさ・調和・自然・平和・安全・バランス・協調・新鮮・さわやか・やすらぎ・森林・健康・リフレッシュ など |
| 青 | 平和・安全・冷静・静寂・誠実・清潔・クリア・若い・さわやか・水・空・海 など |
| 紫 | 優雅・上品・神秘・古典的・伝統・知性・気品・ロマンス・幻想的・エキゾチック・ラベンダー など |
| 白 | 純粋・神聖・清潔・明るい・平和・自由、善・潔白・孤独・緊張・未来 など |
| 黒 | 高級感・男性的・暗闇・恐怖・沈黙・厳粛 など |
2.企業・ブランドのコンセプト・ターゲットなどを特定すること
コンセプト・ターゲットなどを明確にすることは最適なブランドカラーを選ぶのに役立ちます。
例えば、ブランドについて以下のように考えていきます。
・事業内容:どんな商品・サービスを提供するか?
・ターゲット:年齢、性別、職業など
・ブランドパーソナリティ、コンセプト、理念など
3.競合他社のカラーを調べてから、カラーを選ぶこと
競合他社との差を生み出すために、全く同じ色やデザインは望ましくありません。
色によって企業・ブランドのイメージが変化するので、プランナー・デザイナーにご相談ください。
4.選んだカラーを使用する場所を決めること
選択したブランドカラーやコーポレートカラーが、望ましい効果を発揮できるように、使用箇所を想定・決めておくことも重要です。
使用箇所によっては、色が望ましい効果を発揮できなかったり、色を変更しなければならないなんてことも起こります。
一般的にブランドカラーやコーポレートカラーがよく使用される箇所は以下の通りです。
・ロゴ
・ホームページ
・名刺、パンフレット
・広告・ソーシャルメディア
・店舗の看板、店内のインテリア
等
まとめ
実はブランドカラー・コーポレートカラーを選ぶ時には具体的なルールがありません。たかが「色」だと思うかもしれませんが、色は人の意識や感情に大きな影響を与える力があるのです。色の意味・持つイメージを理解してから、ブランド・商品・サービスに適した色をご使用ください。
以下はブランドロゴの種類と特徴についての記事になります。気になる方はぜひご覧ください。
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