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色と配色、色の持つイメージ

色と配色、色の持つイメージ
この記事は2022年8月に公開しました。
内容が今と違う場合があります。
デザインの印象は、色で大きく変わります。
では、色は何を手がかりに決めればよいのか。

この記事では、色を決めるときに役立つ基本を4つ紹介します。
カラーホイール(色相環)/色の分類/色の持つイメージ/配色のルールです。

カラーホイール(色相環)

カラーホイール(色相環)とは

赤/黄/青を基準にした12色のカラーホイール(色相環)
カラーホイール(色相環)は、色を虹の順に円の上に並べたものです。
色の組み合わせを考えるときに役立ちます。
この記事では、赤/黄/青を基準にした12色のカラーホイールを使います。
カラーホイールの中で、原色/二次色/三次色の位置をそれぞれ示した図
カラーホイールは、まず赤/黄/青の「3原色(Primary Color)」から始まります。
この3色を基にして、他の色を作れます。

3原色のうち2つの色を同じ量だけ混ぜると、別の色ができます。
この色を「二次色(Secondary Color)」と言い、原色と原色の間に置きます。
赤と青を混ぜると紫、青と黄を混ぜると緑、黄と赤を混ぜるとオレンジになります。

原色と二次色を混ぜてできた色は、「三次色(Tertiary Color)」と言います。

カラーホイールの使用方法

カラーホイールで隣り合う3色を選んだ類似色の図
カラーホイールで隣り合った色を、類似色と言います。
類似色を組み合わせると、まとまりのある印象になります。
カラーホイールで反対側にある赤と緑を選んだ補色の図
カラーホイールで反対側にある色を、補色と言います。
色の差が大きく、お互いの色を引き立てる組み合わせです。

色の組み合わせ方は、【初心者向け】RYB、CMYKとRGBの違い ~ 色・配色の基本知識にまとめています。

色の分類

無彩色と有彩色

白から黒までの色みのない無彩色と、色みのある有彩色を並べた図
色は、彩度(色の鮮やかさ)があるかないかで、大きく2種類に分かれます。
白/黒/灰色などの色みのない「無彩色」と、赤/黄/青などの色みのある「有彩色」です。
純色の紫に白か黒を混ぜた清色と、灰色を混ぜた濁色を示した図
有彩色は、さらに純色/清色/濁色に分かれます。
純色
いちばん彩度が高い色です。
清色
純色に、白か黒を混ぜた色です。
すっきりとした、きれいな色です。
濁色
純色に、白と黒の両方(灰色)を混ぜた色です。
濁った、柔らかい色です。

暖色・寒色・中性色

暖色(赤/オレンジ/黄など)/寒色(青の仲間)/中性色(緑/紫の仲間)の色見本
色は、暖色/寒色/中性色の3つにも分かれます。
暖色
赤/オレンジ/黄色など、暖かさを感じる色です。
寒色
青/青緑/青紫など、寒さや冷たさを感じる色です。
中性色
黄緑/緑/紫など、暖色にも寒色にも入らない色です。

色の持つイメージ

色には、心理的な効果と、その色ならではのイメージがあると言われています。
色が少し違うだけでも、見た目の印象は大きく変わります。
Web やグラフィックのデザインから、ファッションやインテリアまで、暮らしのいろいろな所で色の効果を生かしています。

暖色/寒色/中性色では、次のようなイメージがよく挙がります。
暖色
明るい/暖かい/愛情/活発/危険/緊急
寒色
涼しい/冷たい/冷静/落ち着き/信頼/誠実
中性色
穏やか/自然/安全/高貴/悲しみ
夏には寒色を、冬には暖色を使ったデザインが増えます。
色のイメージを生かしているためです。
季節に合わせて、空間の印象を変えたいときにも使えます。

よく使う色と、そのイメージを次にまとめます。

色の持つイメージ一覧(白色、黒色、赤色、黄色 ...)

白 - White

白い天井と壁が重なる建物の内装
写真:Scott Webb(Unsplash)
白は、純粋/神聖/清潔/明るい/平和/自由/善/潔白/孤独/緊張/未来などのイメージがよく挙がる色です。
黒や灰色と同じく、無彩色に入ります。
どの色とも合わせやすいので、白をベースカラーにした Web サイトがたくさんあります。

黒 - Black

黒い背景に、曲面の形が重なり合う抽象的な写真
写真:Ron Whitaker(Unsplash)
黒は、高級感/暗闇/恐怖/沈黙/厳粛などのイメージがよく挙がる色です。

赤 - Red

赤やピンクの細長い板が斜めに並ぶ写真
写真:Doruk Yemenici(Unsplash)
赤は、情熱的/力強さ/アクティブ/おめでたい/興奮/怒り/衝動的/刺激/生命力などのイメージがよく挙がる色です。
印象が強いので、ロゴに赤を使うブランドや企業もたくさんあります。
買いたい気持ちを高める色とも言われていて、バッジやボタンにもよく使う色です。

黄 - Yellow

黄色い壁が奥まで続く廊下の写真
写真:Barthelemy de Mazenod(Unsplash)
黄は、好奇心/幸福/光/活動的/軽快/エネルギー/希望/明るさなどのイメージがよく挙がる色です。

オレンジ - Orange

オレンジ色の光が当たる階段を上から写した写真
写真:Gabriel Izgi(Unsplash)
オレンジは、活発/家庭/暖かい/温もり/フレッシュ/にぎやかさ/親しみ/ポジティブなどのイメージがよく挙がる色です。
若い人と結びつきやすい色でもあります。
明るい色合いなので、学校(幼稚園)や IT/テクノロジーの分野でもよく見かけます。

茶 - Brown

茶色い砂丘が続く砂漠の写真
写真:Wolfgang Hasselmann(Unsplash)
茶は、温もり/安定/素朴/落ち着き/質素/堅実/静けさなどのイメージがよく挙がる色です。

緑 - Green

光に透けた緑の葉を近くから写した写真
写真:Thomas Broeker(Unsplash)
緑は、穏やかさ/調和/自然/平和/安全/バランス/協調/新鮮/さわやか/やすらぎ/森林/健康/リフレッシュなどのイメージがよく挙がる色です。

青 - Blue

青い光の線で縁取られた三角形の板が並ぶ写真
写真:Ash Edmonds(Unsplash)
青は、平和/安全/冷静/静寂/誠実/清潔/クリア/若い/さわやか/水/空/海などのイメージがよく挙がる色です。
安心感や信頼感につながる色なので、サイトや企業のロゴマークでもよく見かけます。

紫 - Purple

紫の背景に、色の移り変わる円盤が浮かぶ抽象的な画像
写真:Milad Fakurian(Unsplash)
紫は、優雅/上品/神秘/古典的/伝統/知性/気品/ロマンス/幻想的/エキゾチック/ラベンダーなどのイメージがよく挙がる色です。

桃色(ピンク)- Pink

淡いピンクの花びらを近くから写した写真
写真:Kier In Sight(Unsplash)
桃色(ピンク)は、エレガント/幸福/ハート/美容/ロマンチック/愛情/艶やか/可愛らしさなどのイメージがよく挙がる色です。

配色のルール

配色の考え方

赤/黄/青を基準にした12色のカラーホイール(色相環)
色を選ぶときは、カラーホイール(色相環)を使って、色の組み合わせを考えます。

色数を増やすほど、デザイン全体のバランスを取るのが難しくなります。
まとまりのない、安っぽい印象にもなります。
そのため、色数はできるだけ3色ほどに絞ります。

色数を絞ったら、次は配色の比率を考えます。

色の配色比率「70:25:5の法則」

ベースカラー70%/メインカラー25%/アクセントカラー5%の面積の比率を、1本の帯で示した図
使う3色を「70%:25%:5%」の比率で配色すると、バランスの取れた配色になると言われています。
ベースカラー(70%)
いちばん大きな面積を占める色です。
メインカラー(25%)
ブランドのイメージカラーなど、デザインの中心になる色です。
アクセントカラー(5%)
画面の一部を目立たせる色です。
色を決める順番は、次の通りです。
  1. メインカラー(25%)
  2. ベースカラー(70%)
  3. アクセントカラー(5%)

メインカラーの決め方

70:25:5の帯の図で、メインカラー25%の部分だけを濃く示した図
メインカラーは、制作物のイメージを大きく左右します。
そのため、いちばん初めに決めます。
メインカラーは見出しや文字にも使うので、白い背景で読みやすい、明度(色の明るさ)を低くした色が使いやすいと言われています。
ロゴの色を、そのままメインカラーにしているサイトも多く見かけます。

ベースカラーの決め方

70:25:5の帯の図で、ベースカラー70%の部分だけを濃く示した図
メインカラーの次は、ベースカラーを決めます。
制作物の全体の70%を占める色で、主にサイトの背景や余白の色になります。
無彩色(白/黒/グレーなど)か、メインカラーやアクセントカラーの明度を上げた色をベースカラーにすると、デザインしやすくなります。

アクセントカラーの決め方

70:25:5の帯の図で、アクセントカラー5%の部分だけを濃く示した図
アクセントカラーは、ボタンなど画面の一部にだけ使う色です。
全体に占める面積はいちばん小さいのですが、いちばん目立つ色です。
そのため、メインカラーとは違う色を選びます。

まとめ

色と配色の基本を、4つに分けて紹介しました。
カラーホイール(色相環)
色を円に並べた図です(この記事では赤/黄/青を基準にした12色)。
隣り合う色は類似色、反対側にある色は補色です。
色の分類
色みのない無彩色と、色みのある有彩色に分かれます。
暖色/寒色/中性色にも分かれます。
色の持つイメージ
色ごとに、よく挙がるイメージがあります。
暖色なら明るい/暖かい、寒色なら涼しい/冷静などです。
配色のルール
色数は3色ほどに絞ります。
ベース70%/メイン25%/アクセント5%の比率にして、メインカラーから決めます。
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